情報商材詐欺はどんな手法で行われる?
これは情報商材詐欺の謳い文句です。
一度は見たことがあるのではないでしょうか。
広告の一例
「1日数分の作業で毎月高収入を得られる」
「モニター参加者全員が月30万円以上稼いでいる」
「あなたは○○○をするだけ!これだけで毎日最大10万円の報酬」
「○○円が○○億円になる投資法」
これらは情報商材の詐欺の手法で使われる広告の一例です。
このような広告宣伝を掲げて、お金儲けのノウハウを商品として、主にインターネット上の取引で販売されている情報のことを「情報商材」と呼んでいます。
情報商材は主に、PDFファイルなどの電子データで取引されることが多いですが、動画、メルマガ、アプリ、冊子、DVDなどの媒体もあります。
情報商材自体の価格は、比較的購入しやすい価格帯(1~2万円程度)に設定されているものが多いことから、購入者が増えるのと比例して、情報商材に関連するトラブルも増加傾向にあります。
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情報商材詐欺によるトラブル事例
情報商材詐欺によるトラブル事例を紹介します。
よくあるものの1つに、情報商材自体に「お金儲けのノウハウ」などの特別な情報が何ら記載されていなかったという詐欺事例があります。
その他には、情報商材の購入をきっかけにして、より高額な契約へ誘導されるという情報商材詐欺が多く見られます。
中身が広告や説明と異なる
以下に紹介するのは、情報商材の中身が信じていた広告の内容と異なるという情報商材詐欺のケースです。
「誰でも簡単に稼げる」という広告や説明を信じて情報商材を契約したが、そのような情報は記載されていなかった。
記載されていたのは一般的な内容のみで、特別価値のある内容とは思えないものだった。
情報商材は、契約の前に、その中身を確かめることができません。
そのため、購入してから広告や説明と違ったというトラブルが後を絶ちません。
契約前には、家族や周囲の人に相談したり、「誰でも簡単に稼げる」という広告を鵜呑みにせず、冷静に考える時間を持つことが大切です。
儲けばなしにつられて、軽い気持ちで契約しないようにしましょう。
次々に高額な契約を迫られる
次に紹介するのは、最初は少額の情報商材を販売するだけですが、次々により高額な契約へと勧誘されるという情報商材詐欺のケースです。
「誰でも簡単に1日1万円以上稼げる」という情報商材を見つけたので、楽に稼げそうだと思い購入したところ、そこには、簡単に稼げるノウハウなど記載されていなかった。
販売者に問い合わせると、より高額な情報商材を紹介され、
「高額なほど、簡単に稼げるノウハウが詳しく掲載されているので、すぐに元が取れますよ」
と強く勧められ、高額な情報商材の購入契約をしてしまった。
このようなケースでは、
- 稼げるまで全力でサポートします
- 返金保証があります
といった販売者の巧みな話術によって、高額契約へ導かれることが少なくありません。
また、
- 先着10名のみで残りわずかです
- 限定品です
- 今日だけ○○円お値引き中です
などと言って、充分に検討する機会を与えないように仕向けられることもあります。
高額な契約を迫られたり、契約をせかされたりしたときは、きっぱり契約を断りましょう。
契約の際は冷静に考える時間をもち、販売者の説明を安易に信用しないこともトラブル回避につながります。