官報とは
官報は、日本国政府の機関紙で、法律、政令、条約等の公布を国民に広く知らせる役割を果たす。
行政機関の休日を除き毎日発行される。
官報には、政府や各府省が国民に広く知らせるために発表する公文や公告、会社法による法定公告等の記事が掲載される。
掲載される事項
- 法令の公布
- 広報的事項
- 公告的事項
官報のもっとも重要な使命といわれる。
憲法、法律、条約、政令、省令などは、官報に掲載されて初めて「公布(国民に知らせること)」されたことになり、法的な効力が発生する。
国会に関する事柄(議事日程、議案など)、一定以上の役職公務員の人事異動、皇室に関する事柄など。
政府関係機関の入札公告、会社公告(決算、合併など)、裁判所公告(破産、民事再生法、免責、復権、相続、失踪)など。
自然人が自己破産した場合、破産手続開始決定と免責許可決定がされたとき官報に公告される。
破産手続開始決定の公告の内容は、住所、氏名、破産手続開始決定をした年月日と裁判所名など。
本籍地や生年月日は掲載されない。
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