闇金の手口と特徴
闇金業者には様々なタイプがあります。
それに伴って、闇金の手口も次々と新しいものが考え出されています。
闇金の手口に乗らないためにも、どのような手口があるのか予め情報として知っておきましょう。
闇金の手口を理解しておくことで、自己防衛につなげることが可能となります。
闇金の手口一覧表
以下の表は、闇金業者の代表的な闇金手口とその特徴を整理した一覧表です。
次の様な闇金の手口に心当たりはありませんか?
種類 | 特徴 |
---|---|
090金融 | 携帯電話のみで活動している。貸金業を営むには必ず「固定電話の番号」を設置して貸金業登録しなければならないから、違法業者である。 |
押し貸し | ヤミ金が勝手にお金を振り込んできて、その上で、法外な金利を付けて返済するよう迫ってくる。 |
キャンセル料 | 法外な利息の貸付条件を聞かされたので断ると、キャンセル料・迷惑料を払えと請求される。 |
完済させない | 返済先口座を教えてくれない。返済先を教えてくれないから返済できなかったのに、次の日、入金がなかったからと更に利息をつけられる。 |
システム金融 | 主に中小企業向けに融資の勧誘を行い、手形・小切手を郵送させるだけで融資をする闇金融業者。 金利は年利800%から2000%と極めて高く、返済ができないでいると、同一グループと思われる別業者から、次々に融資勧誘が入るようになる。 |
信用詐欺 | 融資を依頼すると、「返済実績をつくれば融資が可能」と言って、まず少額のお金を振り込んでくるが、その数倍のお金を返済するよう要求してくる。 要求通りに返済実績を作ったとしても、融資を受けることはできない。 |
高金利ローン | 通常よりも高い金利のローン会社。審査がゆるいので、銀行からのローンが通らない場合などに、仕方なく利用してしまう金融会社。 |
架空請求 | 突然電話をかけてきて、借りてもいない借金の返済を求めてくる。以前の借り入れ情報を不正入手して、まだ債務が残っているかのように装い、請求をしてくる。 最近では、ハガキによる架空請求行為も増え始めている。 |
紹介屋 | 多重債務者等に対して「低金利で融資できる」と誘いをかけるが、信用情報などを理由にして自社では融資せず、「貸してくれる会社を紹介する」などと言って他店で借りるよう仕向け、高額な紹介料を要求する。 悪質業者を紹介されたり、闇金と裏で手を組んでいて闇金を紹介されることもある。 |
闇金のその他の手口
闇金のその他の手口としては、
- 闇金が借主に対して意図的に訴えを起こす
- 闇金が質屋を偽装する
- 闇金が大手企業になりすますまたはあたかもグループ会社かのように偽装する
といったものが見られます。
大手の貸金業者や銀行ではないところからお金を借りている場合で、紹介したような手口に心当たりがあれば、おそらく、その業者は、闇金業者であることが予想されます。
一見して、闇金だとは気づきにくい手口が多発していますので、注意が必要です。