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ヤミ金の怖さがわかるその実態とは?

ヤミ金の怖さ

ヤミ金の怖さがわかるその実態とは?

闇金業者は、出資法第5条2項の金利規制に違反して、超高金利で貸し付けを行っています。

出資法の金利規制に違反して業務を行うと刑罰が科されます。

つまり、闇金業者は犯罪行為をしている金融業者なのです。

正規業者のような外観

このような闇金業者は、貸金業登録を受けていない無登録業者であると思いがちです。

しかし、ヤミ金の怖さは、貸金業の登録を受けた上で、違反行為を行っている業者も存在するというところにあります。

貸金業登録を隠れ蓑にして、その実態は闇金業を営んでいるということがあるのです。

一見すると、貸金業の登録を受けた正規の業者に見えるため、わからずに利用してしまうのがヤミ金の怖さでもあります。

超高金利

ヤミ金の怖さは、その金利の高さにあります。

出資法第5条第2項に定められている上限金利20%を超える貸付けは、出資法違反で刑事罰の対象です。

しかし、闇金業者は、出資法違反の高金利を設定して営業しています。

闇金業者の金利は、以前は、10日で1割、10日で2割といった金利、いわゆる「トイチ」「トニ」を設定する業者が多くいました。

ところが最近では、10日で4割、10日で5割という金利を設定するところも増えてきています。

なかには、1日1割というとんでもない高金利を設定する闇金も存在するといわれています。

ヤミ金融の高金利
トイチ 10日で1割 年365%
トニ 10日で2割 年730%
トサン 10日で3割 年1095%
トヨン 10日で4割 年1460%
トゴ 10日で5割 年1825%

暴力的な取り立て

ヤミ金の怖さは、その暴力的な取立行為にも表れています。

闇金は、出資法に違反した犯罪行為をしているので、債務者が返済を滞らせたとき、法的手段による合法的な債権回収は行いません。

暴力的で、脅迫的な取り立てをすることで、債権を回収しようとします。

電話による脅迫的な文言での取り立ては勿論のこと、ファクシミリや手紙、貼り紙なども使って取り立てに及びます。

「殺すぞ」

「家に火をつけるぞ」

などという恐ろしい暴言を投げつけられることもあります。

女性の借り手に対しては、「子供をさらうぞ」というような脅迫的な文言を使う者もいます。

また、ヤミ金の怖さは、闇金のこのような取立行為の対象が、当事者である借主本人だけに止まらないところにあります。

借主の家族や親族にまで及ぶことがありますし、隣近所や、子供が通っている学校にまで、闇金業者が現われたという報告さえあります。

ヤミ金の標的にされる怖さ

ヤミ金の怖さは、闇金業者が標的とする対象を探し出して、しつこい勧誘を行うところにもあります。

闇金業者は、消費者金融やクレジットカードを利用して多重債務に陥った人達や、商工ローンなどを利用して返済困難となった中小零細事業者を標的にして融資しようとしています。

多重債務者や中小零細事業者の名簿を何らかの方法で入手し、しつこい勧誘を行っています。

電話を掛けたり、ファクシミリを送ったり、メールを送ったりもしているようです。

このほか、夕刊紙やスポーツ紙に広告を掲載したり、チラシ、看板などを利用して広告をしています。

  • ブラックでもOK
  • 審査なしですぐ融資します
  • 破産者大歓迎
  • 即時融資

このような勧誘広告は闇金の特徴です。

このような言葉を用いて、どんな人でも簡単に融資を受けることができるかのように見せかけているものが多いです。

多重債務者に該当する方は、借入残高が年収の3分の1を超えている場合、総量規制の適用を受け、正規の貸金業者から新規借入れができなくなるため、闇金の勧誘に乗ってしまいます。

自己破産者も標的にされる

自己破産をした人達についても、闇金業者は勧誘の標的にしています。

自己破産した人の情報は官報に掲載されているので、闇金業者は官報をチェックして、破産者の個人情報(住所と氏名)を調べ上げ、ダイレクトメールを送りつけて勧誘を行っています。

自己破産をして免責決定が下りると、借金をゼロにすることはできますが、負債を抱えることになった原因まで解決されるわけではありませんので、依然として生活苦が続く方は少なくありません。

また、自己破産をすると、数年間はブラックリストに載るため、銀行や一般的な消費者金融はお金を貸してくれません。

生活が苦しい中で、お金を貸してくれるのは闇金だけということになり、闇金の勧誘に手を出してしまう方が非常に多いのです。

ヤミ金の怖さがわかる手口の巧妙化

ヤミ金の怖さは、手口が巧妙化し、その種類が多いということです。

日々新しい手口が考え出されるので、闇金か否かを見抜きにくいというのがヤミ金の怖さでもあります。

最近も、「買い取り・現金先払い」をうたう業者が登場しました。

一見すると、物品買い取り業者のようでも、実態は闇金業者という具合です。

090金融

貸金業者は、貸金業登録において、固定電話番号を登録する必要があります。

そして、広告や勧誘を行う際には、固定電話番号を表示しておく義務があります。

そのため、携帯電話番号しか表示していない金融業者は、それだけで闇金だとわかります。

090金融は、表示されている携帯電話番号も他人名義であったり、他人名義であったり、盗品であることが多く、所在や実態のつかめない闇金業者と言われています。

システム金融

システム金融は、主に運転資金に窮している中小零細企業に狙いを付けている闇金です。

小切手や手形を振り出させて、それを担保にして貸し付けをしますが、返済ができないでいると、別の金融業者から次々に融資勧誘が入るようになります。

中小零細企業は、不渡りを出すことを恐れて、資金繰りのために、より高い金利の金融業者へと追い込まれていきます。

融資勧誘してくる複数の金融業者は、実は同一のグループ業者であると考えられています。

リース金融

リース金融は、借り手から自動車、家電、家財などを一旦買い取り、これを借り手に貸与するというリース契約を締結し、高額なリース料を徴収するという手口を行っています。

出資法の上限金利規制違反と指摘されたときに、「金銭消費貸借契約ではなくリース契約だ」と言い張るために、リースの形式を取っています。

受け取っているお金はリース料であって利息ではないから、出資法違反にはあたらない

というのがリース金融の主張なのです。

闇金の手口その種類と特徴

ヤミ金の怖さと手を切るには

ヤミ金の怖さは、暴力的な取立行為がなされるというだけでなく、闇金だと気づかずに利用してしまうところにあります。

一見すると正規の金融業者のように見えても、実は闇金だったと気づくことがあるため、闇金の被害者は後を絶ちません。

闇金を利用してしまったことがわかったら、できるだけ早く闇金相談するのが問題解決の近道です。

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問題を先延ばしにしていると、闇金の暴力的で、脅迫的な取り立てを受けることになり、取り立ては、本人だけでなく、配偶者、家族、親族、近隣の方にまで及ぶことがあります。

闇金と手を切り、安心できる生活を取り戻すためにも、弁護士・司法書士への闇金相談を考えましょう。

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