闇金で逮捕された暴力団幹部
闇金営業の疑いで、暴力団の幹部の男が逮捕されたとのことです。
上記のようなニュースが、平成30年(2018年)1月8日付けで報道されました。
報道によると、10年間で、約300人に対して、2億円を超える金を貸し付けしており、無許可で、法定利息の15倍もの金利で貸し付けをしていたとのことです。
全ての闇金業者が、暴力団によって運営されているとは限りません。
しかし、この闇金逮捕の報道によって、闇金業者の中には、暴力団と何らかのつながりを持つものがいることを、再認識された方も多いのではないでしょうか。
闇金で逮捕された暴力団のターゲットは?
闇金で逮捕された暴力団は、多重債務者をターゲットにしてお金を貸し付けていたようです。
報道では、
とのことですので、やはり、闇金業者のターゲットとなったのは、多重債務者ということになります。
闇金で逮捕された暴力団は、破産者や、貸金業法等改正により総量規制が導入された結果、正規の貸金業者から借入れすることができなくなった人たちをターゲットにして、顧客を増やしていたものと思われます。
闇金業者は、官報などから、多重債務者の情報を収集するのはもちろん、闇金業者同士の横のつながりで、顧客情報を共有してると考えられています。
暴力団とつながりがある闇金業者に、自分の個人情報が渡ってしまうことを考えただけでも、本当に気味が悪いものです。
暴力団が直接取り立てすることがある
暴力団とつながりを持つ闇金業者から借り入れをしてしまい、返済が滞ってしまうと、恐ろしい取り立てが待っています。
場合によっては、暴力団が、直接、取り立てを行うケースもあるようです。
暴力団直営の闇金からは、決して、お金を借り入れることがないようにしたいものですが、多重債務者が、暴力団が運営している闇金業者であるか否かを判別する方法を知るはずもありません。
被害を防ぐには、安易な気持ちで闇金からの融資勧誘に乗らないようにするしかありません。
闇金しか貸してくれない多重債務状態を解決
銀行や正規の貸金業者からお金を借りづらい状況にいる多重債務の状態では、闇金のターゲットにされてしまいます。
闇金業者とかかわる原因となった多重債務の問題についても解決しておくようにしたいところです。
闇金相談と同時に、多重債務等のお金に関する根本的な問題の解決もサポートしてくれる法律事務所もありますので、できるだけ早期に相談してみましょう。